今年、創業70周年を迎える「よみうりランド」が、2019年度〜2028年度までの成長戦略「飛躍」を発表しました。エンタメ植物園、アート水族館などを新設させ、10年後の利用者数目標を2倍するなど、遊園地の枠を超える「スーパー遊園地」に変貌させる積極的な取り組みが行われるそうです。
「エンタメ植物園」が2019年度中にオープン
今回のスーパー遊園地への成長戦略は、遊園地に隣接する地域に出来る読売巨人軍の新しい2軍球場「TOKYO GIANTS TOWN(仮称)」との相乗効果を狙って、集客力を向上させるためのもの。
創立70周年事業として挙げられた「エンタメ植物園」は、貴重な文化財が並ぶ日本庭園の景観を活かし、四季を通じて花に囲まれた庭園を舞台に、小動物のパフォーマンスや、夏はホタルの鑑賞など、年間を通じてエンターテイメントを感じる花のテーマパークです。
こちらは2019年度中のオープンを目指し、年間30万人の集客を見込んでいます。
最先端技術を駆使した「アート水族館」
東京西部地区唯一となる大型水族館は、美術館のようなアート性を強調し、最先端の技術を使って、観客側にも魚を浮かび上がらせ、実際の魚が回遊している水槽と融合し、水の世界に入り込むことのできる演出など、異次元の体感ができる「アート水族館」が新設されます。
こちらのオープン時期は明らかにされてませんが、初年度130万人の集客を見込んでいます。
他にもスーパー遊園地部門としては「グッジョバ!!」の拡大とリニューアルを実施。日本一、世界一がうたえる大型コースターを新設。
「プールWAI」はエリアを拡大し、日本一を銘打てるスライダーを新設。大型の屋内プールを新設し、冬季はスケート場として活用するなどの取り組みが行われます。
さらに、遊園地週辺には新たな天然温泉の温浴施設を開設、キッズ施設の新規出店を推進するなどとしています。
宿泊施設・商業施設・京王よみうりランド駅前の開発も検討
この他にも集客拡大に向け、宿泊施設、商業施設の開発、京王よみうりランド駅前の開発、駐車場の整備などが検討されています。
今回の成長戦略により、10年後の売上高は2018年度見込みの1.5倍の330億円(2028年度)、営業利益は2.5倍の57億円(2028年度)。利用者は2倍の685万人(2028年度)を目指すとしています。
追記:エンタメ植物園「HANA・BIYORI(はなびより)」のオープンが発表されました
よみうりランドに花とデジタルアートの世界が楽しめるエンタメ植物園が20年3月オープン予定!「グッジョバ!!」もリニューアル
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