最優秀作品賞に『怪物』 第15回TAMA映画賞受賞作品・受賞者が発表されました



第14回TAMA映画賞授賞式の様子 ©多摩ポン
第14回TAMA映画賞授賞式の様子 ©多摩ポン

2023年11月11日(土)~11月26日(日)まで東京都多摩市内の3会場で開催される「第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM」。

今年度の国内映画賞のトップバッターとなる「第15回TAMA映画賞」の受賞作品と受賞者がこの度、発表されました。

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「TAMA映画賞」とは?

TAMA映画賞は国内映画賞のトップを飾る映画賞です。

多摩市及び近郊の市民ボランティアからなる実行委員が前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に「明日への元気を与えてくれる・夢を見せてくれる活力溢れる《いきのいい》作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する市民による映画賞です。

昨年に続き今年も多摩市の「パルテノン多摩大ホール」を会場に「第15回TAMA映画賞」が2023年11月25日(土)に開催されます。

それでは発表された今年度の受賞作品と・受賞者の皆さんをご紹介します!

最優秀作品賞[本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰]

©2023「怪物」製作委員会
©2023「怪物」製作委員会
  • 『怪物』 (是枝裕和監督及びスタッフ・キャスト一同)(監督登壇)

【受賞理由】声に出せない思いを抱えるこどもたちが解放された光溢れる世界を映すことで、「怪物」を生み出す実社会の生きづらさを描き出した。

©2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
©2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
  • 『雑魚どもよ、大志を抱け!』 (足立紳監督及びスタッフ・キャスト一同)(監督登壇)

【受賞理由】少年たちは、友の危機にそれぞれの覚悟で立ち向かう。その姿は大人へと成長する逞しさを感じさせ、観る者の胸に熱く迫った。

特別賞[映画ファンを魅了した事象に対し表彰]

©2023 Studio Ghibli
©2023 Studio Ghibli
  • 溢れ出るイマジネーションと絶え間なく豊かなアニメーションで観客に深い余韻を残した『君たちはどう生きるか』に対して(宮﨑駿監督及びスタッフ・キャスト一同)

【受賞理由】溢れ出るイマジネーションと細部のリアリティを表現したアニメーションは、主人公同様観客にも創造の積み木を持ち帰らせてくれた。

©ヨーロッパ企画/トリウッド 2023
©ヨーロッパ企画/トリウッド 2023
  • 時空間SFの尽きることないアイデアで観客の心を躍らせた『リバー、流れないでよ』に対して(上田誠さん、山口淳太監督はじめヨーロッパ企画及びスタッフ・キャスト一同)(上田誠さんとキャスト登壇)

時の牢獄で翻弄される人間模様を、唯一無二のグルーヴと時間SFの尽きぬアイデアで描き出し、軽妙な笑いと発見の喜びを与えてくれた。

最優秀男優賞[本年度最も心に残った男優を表彰]

©2023映画『春に散る』製作委員会
©2023映画『春に散る』製作委員会
  • 佐藤浩市(登壇決定)『春に散る』『せかいのおきく』『仕掛け人・藤枝梅安2』『大名倒産』『キングダム運命の炎』『ファミリア』『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』

【受賞理由】俳優・佐藤浩市ならではの滲み出る渋さと颯爽と放つ華が、若手俳優の魅力も最大限引き出し、作品を輝かせ続けている。

© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
  • 鈴木亮平 (登壇決定)『エゴイスト』『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』

【受賞理由】『エゴイスト』において、愛とエゴの狭間で葛藤しながらも献身的に注ぐ愛は繊細で切なく、実在感あるものとして観る者の心に刻まれた。

最優秀女優賞[本年度最も心に残った女優を表彰]

©2022「658km、陽子の旅」製作委員会
©2022「658km、陽子の旅」製作委員会
  • 菊地凛子(登壇決定)『658㎞、陽子の旅』

【受賞理由】故郷への旅のなかでさまざまな人と出会い、自身の孤独な人生と向き合って、静かに奮い立つ瞬間を表現した。

©2023 FANTASIA
©2023 FANTASIA
  • 黒木華(登壇決定)『せかいのおきく』『ヴィレッジ』『映画 イチケイのカラス』『ほつれる』

【受賞理由】凛とした所作が美しい武家の娘であり、気っぷがよいおきゃんな娘でもある「おきく」の創出により、爽やかな青春ドラマに昇華させた。

最優秀新進監督賞[本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰]

©YAMAONNA FILM COMMITTEE
©YAMAONNA FILM COMMITTEE
  • 福永壮志 監督(登壇決定)『山女』

【受賞理由】村社会を離れ山に入って解放される凛の姿は現代にも通じる。そして自然を前にした人間の弱さと自立する姿を鮮明に描き出した。

©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
  • 金子由里奈 監督(登壇決定)『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』

【受賞理由】ぬいぐるみに話しかけ、思慮深く他者と関係を紡ぐ姿を絶妙なバランス感覚で描いた。溢れ出す優しさが私たちに寄り添ってくれた。

最優秀新進男優賞[本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰]

  • 目黒蓮(登壇決定)『わたしの幸せな結婚』『月の満ち欠け』

【受賞理由】キャラクターを華がある演技でスクリーンに焼き付けて観る者をとりこにし、美世への想いの移ろいを繊細な感情表現で演じきった。

©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
  • 奥平大兼(登壇決定)『君は放課後インソムニア』『ヴィレッジ』『あつい胸さわぎ』『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』

【受賞理由】物語に溶け込み、役柄を的確に捉える優れたバランス感覚と素直な表現力は、映画の未来を担っていくことを予感させる。

最優秀新進女優賞[本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰]

©YAMAONNA FILM COMMITTEE
©YAMAONNA FILM COMMITTEE
  • 山田杏奈(登壇決定)『山女』

【受賞理由】逆境に屈せずに逞しく凛と存り続けた姿に圧倒させられ、その強い眼差しには観客の心を揺さぶるエネルギーを感じた。

©2023「ベイビーわるきゅーれ2」製作委員会
©2023「ベイビーわるきゅーれ2」製作委員会
  • 髙石あかり(登壇決定)『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』『Single8』『セフレの品格 決意』『わたしの幸せな結婚』ほか

【受賞理由】言葉にせずとも目で訴えかける静の佇まいから抑えきれない感情の抑揚を全身で体現する躍動感まで、変幻自在に役に入り込んだ。

チケットは前売発売のみで、10月28日(土)より「パスマーケット」にて販売開始予定です

市民が作る「第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は、2023年11月11日(土)~11月26日(日)まで、東京都多摩市内の3会場で各種上映プログラムが開催されます。(※11月13日(月)~17日(金)、20日(月)、24日(金)は休映)

「第15回TAMA映画賞授賞式」は多摩センターのパルテノン多摩大ホールにて、2023年11月25日(土)に開催されます

第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM

【第15回 TAMA 映画賞授賞式 】
開催日程:2023年11月25日(土)
会場:パルテノン多摩 大ホール(所在地:東京都多摩市落合2-35)
アクセス:小田急・京王・多摩モノレール「多摩センター駅」徒歩6分
映画祭TAMA CINEMA FORUM | TAMA映画フォーラム実行委員会 公式サイト

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多摩ポン編集部
東京・多摩エリアの開店・閉店情報、イベント情報、グルメ情報、地元ニュース、気になる生活情報をお伝えします!東京都多摩市エリア在住15年以上。