
多摩市は、アイスランドの首都・レイキャビク市と友好関係構築に関する覚書を2025年5月28日に締結しました。
多摩センターのパルテノン多摩で開催された締結式には、阿部裕行 多摩市長とヘイダ・ビョルグ・ヒルミスドッティル レイキャビク市長が出席して覚書に署名しました。
レイキャビク市と友好関係構築に関する覚書を締結

両市の関係は東京2020オリンピック・パラリンピック大会に遡ります。
多摩市はアイスランド選手団の事前キャンプ地となりましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより市民との直接交流は実現しなかったものの、市を挙げてアイスランド選手団を応援したことを契機に、大会後にはアイスランド大使館との友好協力に関する覚書を締結。その後も大使館の協力を得ながら、アイスランドに関連した事業を継続しています。
3年前には、当時のグドゥニ・トルラシウス・ヨハネソン アイスランド大統領が来日し、多摩センターのイルミネーション点灯式にハローキティと共に参加するなど、交流を深めてきました。
今回はアイスランドの首都・レイキャビク市から友好関係の構築に関する提案があり、覚書の締結となりました。
会場となったパルテノン多摩の市民ホールには、ヘイダ・ビョルグ・ヒルミスドッティル市長とともに文化・スポーツ部門の文化都市ディレクター、広報・マーケティング・主要イベント担当エグゼクティブディレクター、商務・広報担当官の皆さんが同席しました。
覚書締結式の前には対談が行われ、男女平等やジェンダー平等への取り組みや環境問題、男性の育児休暇などについて意見が交わされました。

覚書締結式では両市から記念品を交換しました。多摩市からは、ハローキティのぬいぐるみと写真集「変わりゆく多摩ニュータウン 航空写真2023」が贈られました。

締結式で阿部裕行 多摩市長は「今後の両市の友好関係を築きながら、お互いの良いところを学び合い、お互いの町のさらなる発展につなげていければ」と話しました。
ヘイダ・ビョルグ・ヒルミスドッティル レイキャビク市長は「皆さんが私たちに暖かい歓迎をしてくださったことを心より感謝しています。日本に新たなホームができたような気持ちです。これからも様々な文化的なことや相互理解を深めていき、双方の発展に取り組んでいきたいです」と、今後への期待を表明しました。
多摩市の担当者によると、覚書の締結により今後は両市の子どもたちなど市民レベルでの交流を計画しているそうです。
6月14日(土)〜22日(日)に「アイスランドウィーク」が開催

なお、多摩市ではアイスランドの独立記念日である6月17日と前後土日を含む、2025年6月14日(土)〜22日(日)の9日間「アイスランドウィーク」が開催予定。
6月15日(日)〜6月19日(木)には「多摩市アイスランド風まちバル」が開催予定です。