
2025年11月15日に開催された「第17回TAMA映画賞授賞式」の模様をお伝えしています。
広瀬すずさんは、『遠い山なみの光』『アット・ザ・ベンチ』『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』『宝島』に出演して、『流浪の月』で受賞した2022年以来、3年ぶりの最優秀女優賞受賞となりました。
3年ぶり最優秀女優賞を受賞

黒ニットと白いロングスカートのミックスコーデで登場した広瀬すずさんは「このような素敵な賞をいただけて光栄です。心の底から尊敬する監督をはじめ、スタッフの皆さん、共演者の皆様と、素晴らしい作品を一つ作ることができて、このように評価していただけることは本当に励みになります」と笑顔で話し、今年一年を振り返りました。

『遠い山なみの光』では、戦後間もない長崎を前向きに生きる主人公・悦子を演じた広瀬さん。
役について尋ねられると「悦子さんの独特な間や景色というか、意識の持ち方が本当になかなかつかめませんでした」と、リハーサルを重ねながら、じわじわと役を形にしていったといいます。
「ぱっとつかむまでにとても時間がかかる役でしたし、覚悟のいる役でした。当時の女性を演じることはとても貴重で、すごく勉強になりました」と話しました。

主人公・悦子の1950年代を広瀬さん、80年代を吉田羊さんと、お二人で一役を演じることも話題となった同作。
MCから「事前に役作りを話し合いましたか?」を尋ねられると「羊さんが一度だけ現場に来てくださって、ワンシーン見てくださいました。それ以外は擦り合わせがなく、むしろ私は完成版を見て、将来どんなふうになるのかを知りました」と話しました。

今年は『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』『宝島』など、幅広い作品に出演した広瀬さん。
「現代よりも時代ものが多く、大正から戦前、戦後、未来の物語まで。本当にどの時代も深く入って、なかなか手応えがないまま進むこともありましたが、役者としてはとても濃厚な年だったなと思います」と振り返りました。
さらに今後については「まだ発表できないものもあって準備しているので、良い映画を届けられるようにこれからも頑張っていきたいなと思っております。またここに戻ってこられるとうれしいです」と話し、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。














