吉沢亮さん『国宝』で2年連続受賞&登壇決定!第17回TAMA映画賞 受賞作品と受賞者が発表



第16回TAMA映画賞授賞式の様子 ©多摩ポン
第16回TAMA映画賞授賞式の様子 ©多摩ポン

2025年11月8日(土)~11月24日(日)まで東京都多摩市内の3会場で開催される「第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM」。

今年度の国内映画賞のトップバッターとなる「第17回TAMA映画賞」の受賞作品と受賞者がこの度、発表されました。

吉沢亮さんが『国宝』で昨年に続き2年連続での最優秀男優賞を受賞。 さらに授賞式への登壇も決定し、大きな注目を集めそうです。

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「TAMA映画賞」とは?

TAMA映画賞は国内映画賞のトップを飾る映画賞です。

多摩市及び近郊の市民ボランティアからなる実行委員が前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に「明日への元気を与えてくれる・夢を見せてくれる活力溢れる《いきのいい》作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する市民による映画賞です。

昨年に続き今年も多摩市の「パルテノン多摩大ホール」を会場に「第17回TAMA映画賞」が2025年11月15日(土)に開催されます。

それでは発表された今年度の受賞作品と受賞者の皆さんをご紹介します!

最優秀作品賞[本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰]

『国宝』 李相日監督 及びスタッフ・キャスト一同(監督登壇決定)

『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

【受賞理由】圧倒的な熱量で血筋と才能に翻弄される二人の激動の半生を重厚に描き出し、観客に深い感動と余韻をもたらした。

『ルノワール』 早川千絵監督 及びスタッフ・キャスト一同(監督登壇決定)

『ルノワール』©2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners
©2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

【受賞理由】11歳の少女のひと夏を鋭く繊細な感性で描き、身近な大人の孤独や痛みに触れ社会を知るその姿を通して、人生をしなやかに肯定した。

特別賞[映画ファンを魅了した事象に対し表彰]

呉美保監督 及びスタッフ・キャスト一同 (『ふつうの子ども』)(監督登壇決定)

『ふつうの子ども』©2025「ふつうの子ども」製作委員会
©2025「ふつうの子ども」製作委員会

【受賞理由】平和なようで事件だらけの毎日に体当たりでぶつかる子どもたちの世界を描いた『ふつうの子ども』に対して:
子どもたちの日常や小さな冒険を生き生きと描き、大人たちも自身の記憶と重ねて共感できる心温まる作品となり、観客を魅了した。

大九明子監督 及びスタッフ・キャスト一同(『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』)(監督登壇決定)

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

【受賞理由】人を好きになることの痛みを溢れ出る言葉に込めて、心に深く突き刺した『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』に対して:
人を好きになることの痛みと泣きたくなる気持ちに寄り添い、繊細な若者たちの心の叫びを、圧巻の告白シーンによって胸に響かせた。

最優秀男優賞[本年度最も心に残った男優を表彰]

長塚京三 (『敵』)(登壇決定)

『敵』©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA
©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA

【受賞理由】老いを受け入れる威厳と清潔さ、そして現実と幻想の狭間で見せる痛々しい老いの姿を繊細に演じ、観客に深い共感と勇気を与えた。

吉沢亮 (『国宝』『ババンババンバンバンパイア』)(登壇決定)

『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

【受賞理由】『国宝』において、命を削るように役と向き合う姿はもはや演技とは思えない高みへと達しており、そのあまりの美しさに息を呑んだ。

吉沢亮さんは昨年に続いて、2年連続の最優秀男優賞受賞となります。

最優秀女優賞[本年度最も心に残った女優を表彰]

瀧内公美(『レイブンズ』『敵』『奇麗な、悪』『ゆきてかへらぬ』『国宝』『ふつうの子ども』『宝島』(ビデオメッセージ上映)

『レイブンズ』©Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films
©Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films

【受賞理由】『レイブンズ』『敵』など出演した作品にスパイスを効かせ、観客を惹きつける俳優としての確かな表現力と造形力が際立った。

広瀬すず(『遠い山なみの光』『アット・ザ・ベンチ』『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』『宝島』)(登壇予定)

『遠い山なみの光』©2025 A Pale View of Hills Film Partners
©2025 A Pale View of Hills Film Partners

【受賞理由】『遠い山なみの光』において、1950年代の長崎で希望をもって生きた主人公・悦子を、美しい立ち居振る舞いと卓越した心情表現で見事に演じた。

広瀬すずさんは、2022年以来3年ぶりの最優秀女優賞となります。

最優秀新進監督賞[本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰]

平一紘 監督(『木の上の軍隊』『STEP OUT にーにーのニライカナイ』(登壇決定)

『木の上の軍隊』©2025「木の上の軍隊」製作委員会
©2025「木の上の軍隊」製作委員会

【受賞理由】『木の上の軍隊』において、沖縄戦と正面から向き合い、困難と葛藤を乗り越える二人の兵士を丁寧に描き、広い世代の心に届く作品に仕上げた。

山元環 監督(『この夏の星を見る』)

『この夏の星を見る』©2025「この夏の星を見る」製作委員会
©2025「この夏の星を見る」製作委員会

【受賞理由】コロナ禍の中高生の感情をマスク越しの会話劇で描き、夜空から星を捉えるアクションは私たちの希望も照らし出した。

最優秀新進男優賞[本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰]

萩原利久(『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』『世界征服やめた』)

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

【受賞理由】『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』において、偶然の恋に一喜一憂する主人公を、光と影を巧みに織り交ぜた演技で表現した。

黒川想矢(『国宝』『この夏の星を見る』)

『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

【受賞理由】『国宝』において、喜久雄の少年期を抑えた表情のなかに複雑な感情をにじませて演じ、画面に惹きつける吸引力で観客を魅了した。

最優秀新進女優賞[本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰]

桜田ひより(『この夏の星を見る』『大きな玉ねぎの下で』

『この夏の星を見る』©2025「この夏の星を見る」製作委員会
©2025「この夏の星を見る」製作委員会

【受賞理由】『この夏の星を見る』において、いつもの日常が失われた世界で、人々をつなぐ道標となる役を、強い眼差しと心を掴む行動力で演じきった。

中野有紗(『この夏の星を見る』)(登壇決定)

『この夏の星を見る』©2025「この夏の星を見る」製作委員会
©2025「この夏の星を見る」製作委員会

【受賞理由】登場人物の胸の内の思いを受け止める豊かな感受性とその溢れんばかりの思いを体現する感性の高さで観客を魅了した。

今年も数多くのスタッフ、キャストの皆さんが登壇予定です。

市民が作る「第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は、2025年11月8日(土)~11月24日(日)まで、東京都多摩市内の3会場で各種上映プログラムが開催されます。(11月12日(水)~14日(金)、11月17日(月)~21日(金)は休映)

「第17回TAMA映画賞授賞式」は多摩センターのパルテノン多摩大ホールにて、2025年11月15日(土)に開催。チケット(3,000円/抽選/全席指定)は10月25日(土)より受付予定です。

映画祭TAMA CINEMA FORUM | TAMA映画フォーラム実行委員会 公式サイト

第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM

【第17回TAMA映画賞授賞式】
開催日程:2025年11月15日(土)
会場:パルテノン多摩 大ホール(所在地:東京都多摩市落合2-35)
アクセス:小田急・京王・多摩モノレール「多摩センター駅」徒歩6分

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多摩ポン編集部
東京・多摩エリアの開店・閉店情報、イベント情報、グルメ情報、地元ニュース、気になる生活情報をお伝えします!東京都多摩市エリア在住15年以上。