
多摩市連光寺の大谷戸公園内に、障がいの有無や年齢、国籍に関わらず誰もが一緒に遊べる「みんなの広場(インクルーシブ広場)」が、2026年3月20日(金・祝)午前10時にオープンします。
オープンに先立ち開催されたメディア向け内覧会で、現地を取材してきました。
多摩市内2か所目のインクルーシブ広場が誕生

多摩市内のインクルーシブ広場は、昨年リニューアルされた「多摩中央公園」内のインクルーシブ広場に続き、2か所目。多摩市内東側でも同様の環境が整ったことで、より多くの子どもたちがアクセスしやすくなるとしています。
今回整備された広場には、6種類のインクルーシブ遊具を新設。転倒時の衝撃をやわらげるゴムチップ舗装や、車いすでも移動しやすい園路、スロープデッキなど、誰もが安心して過ごせる環境が整えられました。
子どもたちと地域の皆さんが参加してつくった広場

この広場の大きな特徴は、「地域参加型」で整備された点です。
整備にあたっては、都立多摩桜の丘学園、近隣に住む皆さんへのアンケートやワークショップ、さらに多摩市立連光寺小学校での出前授業などが実施されました。
子どもたち自身が「どんな遊具なら一緒に遊べるか」を考え、4案の中から実際に遊具を選定するプロセスを経て完成しました。

案内板には、市内の児童館や子ども食堂などから集めた約300点の子どもたちのイラストの中から一部が採用され、皆さんの思いが詰まったデザインが、広場の入口を彩ります。
誰もが楽しめる6つのインクルーシブ遊具

エリア内には新たに設置されたインクルーシブ遊具が6種類あり、身体能力や感覚の違いに配慮した設計が特徴です。

案内板には広場で遊ぶときの「思いやり」や「やくそく」など表示されています。
モーグルヒル

「モーグルヒル」は、もともとの傾斜地を活かした幅広いすべり台です。
すべり面は「多摩中央公園」内のすべり台のように波打つ形状で、ランダムなすべり心地が楽しめそうです。

すべり台の乗り口まではスロープデッキが整備されて、車いすを使う方や介助者も一緒に利用できます。
プルルン

「プルルン」は、根本の部分がバネのようになっていて、プルプルとゆるやかに揺れる小型遊具です。中でのる人と、外でゆらす人が一緒に楽しめます。

中は向かい合ってふたりほどが座れるようになっていて、ちょっとした“おこもり空間”にもなりそうです。
ウードルスイング

「ウードルスイング」は、自分のからだを支えなくても寝転んで乗ることもできる円盤型のブランコです。
セレベル

「セレベル」は、のぼったり、のぼらずにロープを掴んだりと自由な遊び方ができるネット遊具です。
ベッドジャンパー

「ベッドジャンパー」は、ほどよい反発力で安心して遊べるクッション遊具です。
チルスピナー

「チルスピナー」は、車いすからも乗り移りやすい高さで、イスをくるくると回して遊べる回転遊具です。

エリア内はゴムチップ舗装が施されていて、遊具のある青いエリアはゴムチップが厚く、転倒時の衝撃をしっかり吸収。緑のエリアよりも柔らかく、安全性が高められています。

こちらには、ケンケンパができる地面デザインなど、遊具がなくても遊べる仕掛けもあります。

エリアのまわりにはベンチも増設されました。

お子さんが遊ぶ姿を近くで見守れそうです。

このほかにも、「そもそも公園に行きづらい」という声に応え、車いすでも通りやすい園路や、園内の駐車場には「身障者優先スペース」を3台拡充するなど、ハード面のバリアフリー化も進められました。
4月19日(日)には完成記念イベントが開催

オープン後の4月19日(日)午前10時から、完成記念イベントも予定されています。(※雨天中止。順延なし)
当日は広場の魅力を紹介する「広場の遊具発表会(地域の子どもたちと実施)」や、障がい理解体験、移動児童館、キッチンカーが出店します。
またイベント前には事前申込制の「遊具の練習会」が開催予定です(4月1日から申込み開始。先着順)
桜の名所としても知られる大谷戸公園に、「誰もが一緒に遊べる場所」が新たに誕生、この春のおでかけ先にチェックしてみてはいかがでしょうか。
大谷戸公園「みんなの広場」
所在地:東京都多摩市連光寺5-17-1
オープン:2026年3月20日(金・祝)10:00予定













