京王・小田急多摩センター駅から徒歩5分のところにある遺跡庭園「縄文の村」をご存知ですか?ここは、多摩ニュータウンNo.57遺跡を保存する目的で整備された入園無料の施設です。
遺跡庭園「縄文の村」
ここ、遺跡庭園「縄文の村」は縄文時代の集落跡(多摩ニュータウンNo.57遺跡)として、縄文時代前期の住居跡2軒、中期の住居跡5軒のほか、落とし穴などが発掘されたところを保存する目的で1987年に整備されました。
ぐるりと巡ってみましょう。
敷石住居(4,500年前)
入口からすぐのところに見えてくるこちらが「敷石住居」。
八王子市堀之内のNo.796遺跡で発見された住居を移築したもので、約4,500年前の住居になるそうです。床には大きく平たい石が置いてあることから「敷石住居」と呼ばれています。(※現在は中を見ることができません)
園内は、遊歩道が整備されていています。緑豊かな里山が印象的です。
湧水
園内の北側に向かうと「湧水」と表示された場所がありました。現在はかれてしまいましたが、ここにはかつて湧水が湧き、生活用水として使用されていたそうです。
縄文時代の人たちもここから湧水を汲んでいたのかな?
前期の竪穴住居(6,500年前)
こちらは縄文時代中期(6,500年前)の住居を復元したもの。床面積は約30㎡(長径7m x 短径4.5mの長方形)で家の中には5〜6人ほどが暮らしていたそうです。
中期の竪穴住居(5,000年前)
その奥には縄文時代中期(5,000年前)の竪穴住居があります。こちらは、床面積は約15㎡(長径5m x 短径4mの楕円形)の住居です。なにやら、屋根から煙がもくもくと立ち上っています!
このときは住居内で防虫と防腐をかねた「火焚き」が行われていました。こうして屋根を燻すことで、自分たちの家が長持ちさせていたんですね。昔の人々の知恵はすごい!
竪穴住居の模型も
竪穴住居の模型を再現したところもありました。住居の中心には炉があり、ここで火を炊いていたんですね。
「縄文の村」では、5,000年前に周辺に生えていた樹木や野草50種類以上が植えられ、縄文時代の森を再現していました。当時の人々がここ多摩の地でどのような暮らしぶりをしていたのか。その一端を垣間見ることが出来ます。
東京都埋蔵文化財センターの展示ホールも見応えあり
遺跡庭園「縄文の村」のすぐとなりには東京都埋蔵文化財センターの展示ホール(入館料:無料)もあります。こちらには多摩ニュータウン遺跡から出土した縄文土器などがたくさん展示されていますよ!
多摩センターの歴史を勉強できる遺跡庭園「縄文の村」と東京都埋蔵文化財センターの展示ホール。ぜひ、行ってみくださいね!
遺跡庭園「縄文の村」
所在地:東京都多摩市落合1丁目14−16−2
開館時間:9:30~17:00
(11月から3月は遺跡庭園「縄文の村」のみ16時30分まで)
休館日:年末年始
入場:無料
公式サイト:https://www.tef.or.jp/maibun/jomon.jsp
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