伊藤万理華さん『サマーフィルムにのって』撮影現場は「優しい空気が漂っていた」【第13回TAMA映画賞授賞式レポ②】

金子大地さん、伊藤万理華さん、松本壮史監督 ©多摩ポン
金子大地さん、伊藤万理華さん、松本壮史監督 ©多摩ポン

2021年11月21日(日)に府中市の「どりーむホール(府中の森芸術劇場)」で開催された「第13回TAMA映画賞授賞式」の模様をお伝えしています。

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伊藤万理華さん(最優秀新進女優賞)

伊藤万理華さん ©多摩ポン
伊藤万理華さん ©多摩ポン

『サマーフィルムにのって』『息をするように』で最優秀新進女優賞を受賞したのは、伊藤万理華さん。

「私が演じたハダシという役は学生ですけど、映画監督を目指していて、実際にサマーフィルムの中(劇中劇)で『武士の青春』を何とか撮り切ろうとしている役でした。ハダシにとっての『武士の青春』は伊藤万理華にとっての『サマーフィルム』だったので、それを投影しながら「何とか撮り切ろう」という気持ちで頑張っていました」と作品を振り返りました。

伊藤万理華さん ©多摩ポン
伊藤万理華さん ©多摩ポン

今後は年の振り幅に挑戦したいとパンフに寄せた伊藤さん。具体的な役のイメージを聞かれると
「いま25歳なんですが、それでも学生役をやったりとか、年齢、見た目にとらわれず、いろんな振り幅で、小学生からおばあちゃんまで演じられるようなことができたらいいなと思っています」とコメント。

最後に「ちょうど15歳の時にこの世界に入って、その時はじめて映像作品に出た時に私はこれから映像作品や映画に関わっていくんだろうなというときめいた感覚があって、その10年後に賞をいただいたことが嬉しいですし、これからも映画を未来につなげていけるよう役者としても頑張っていきたいと思います」と今後の抱負を話していました。

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金子大地さん(最優秀新進男優賞)

金子大地さん ©多摩ポン
金子大地さん ©多摩ポン

金子大地さんは『サマーフィルムにのって 』『猿楽町で会いましょう』 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』 ほかで最優秀新進男優賞を受賞。

「映画賞をいただくのが、はじめてこういう場に立ちたいなと思ってたんですけど、まさかこんなに頭が真っ白になるとは思わなかったです。映画に携わったすべての人に感謝したいと思います」と喜びの受賞挨拶。

金子大地さん ©多摩ポン
金子大地さん ©多摩ポン

パンフに「地元が北海道なので、壮大な北海道が舞台になる作品に出演したいと」寄せた金子さん「地元が北海道ですごく大好きな場所なので、北海道を題材にした素晴らしい映画を残したいなと、やっぱ道民なのでそれが強くあります」と話すと「今年公開した映画も、素晴らしいスタッフさん、キャストの方々のおかげで素晴らしい賞がいただけたのだと思います。そういう人たちのめぐり合わせを大切にして、なおかつ自分も貪欲に頑張りたいと思います」と今後の目標について、話していました。

松本壮史監督(最優秀新進監督賞)

金子大地さん、伊藤万理華さん、松本壮史監督 ©多摩ポン
金子大地さん、伊藤万理華さん、松本壮史監督 ©多摩ポン

続いて、最優秀新進監督賞は『サマーフィルムにのって』を監督した松本壮史監督が受賞。伊藤さん、金子さんを交えたクロストークとなりました

伊藤さん曰く「松本さんの優しいお人柄と、脚本の三浦さんの作る優しい空気が現場に漂っていた」という『サマーフィルムにのって』の撮影現場。

松本監督から見た伊藤さんと金子さんの魅力について聞かれると「最後のラストシーンは2人のカットバックだけで30〜40秒続くんですけど、その1カットの力強さだったり、1カットに込めるいろんなものが、僕の想像を遥かに超えるものですごい表現力で、クランクイン前にこうなったらいいなと思ってたものを遥かに超えるもので、これは2人の才能だと思ってます。集中しきっていて、他の俳優も東京に帰って、2人だけでどんどん少人数になっていって、体感の空気が澄んで、2人の集中力がスタッフ全員に届くようなすごく不思議な空間でした。伊藤さんに話しかけようとしたら、ものすごく集中していて近づけないくらいで」とラストシーンでの撮影秘話について話すと、

伊藤さんも「全部覚えてます。このシーンになる前にみんな帰ってしまって、本当はみんなで終わりたかったのにという思いと、終わらないでほしいという思いと、これが最後なんだという思い、全部が重なっちゃって、なんて言葉で表していいか分からない感情になったんですけど、それを金子さんが受け止めてくださって成立したんだなあと思ってます」とクランクアップ直前の心境を吐露。

それを受けて松本監督は「ちょっと伊藤さんがすごすぎるけど、金子くんどうしようかと相談したりしましたが、僕がそこで言葉を尽くす必要はないというか、それ以上のものが込められたのかなと思うくらい特別なシーンとなりました」と3人で印象的なラストシーンをにこやかに振り返っていました。

第13回TAMA映画賞受賞作品・受賞者はこちら!

最優秀作品賞

  • 『ドライブ ・マイ・カー 』 濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同
  • 『あのこは貴族 』岨手由貴子監督、及びスタッフ・キャスト一同

特別賞

  • 土井裕泰監督 ・ 坂元裕二さん、及びスタッフ・キャスト一同 『花束みたいな恋をした』
  • 横浜聡子監督 、 及びスタッフ・キャスト一同 『いとみち』

最優秀男優賞

  • 役所広司『すばらしき世界』『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』『竜とそばかすの姫』
  • 菅田将暉『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』

最優秀女優賞

  • 尾野真千子『茜色に焼かれる』『明日の食卓』『ヤクザと家族 The Family』『心の傷を癒すということ 劇場版』
  • 有村架純『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ほか

最優秀新進監督賞

  • 藤元明緒監督『海辺の彼女たち』
  • 松本壮史監督『サマーフィルムにのって』『青葉家のテーブル』

最優秀新進男優賞

  • 藤原季節『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』
  • 金子大地『サマーフィルムにのって 』『猿楽町で会いましょう』 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』 ほか

最優秀新進女優賞

  • 三浦透子『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』
  • 伊藤万理華『サマーフィルムにのって』『息をするように』

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