稲城市百村にある「パルシステム連合会稲城事務センター」にて、「物流・ITおしごと体験」施設がオープン。2023年8月から事前申し込み制で開催しています。
今回は、8月下旬に開催された「おしごと体験プログラム」を取材してきました。
パルシステム連合会稲城事務センター
会場は京王相模原線「稲城駅」から徒歩15分、JR南武線「南多摩駅」から徒歩20分のところにある「パルシステム連合会稲城事務センター」です。
こちらでは、小学校3年生以上(推奨)とそのご家族を対象にした参加費無料の「物流・ITおしごと体験」が開催。この日は7組14名の親子が参加しました。
体験プログラムは前半と後半の約1時間。前半パートでは、普段どのような順番で商品などの物流がされているのかをクイズ形式で解説。
「予測」「発注」「納品」「陳列」「買い物」という5つのプレートを参加者の皆さん自身が考え、並べ替えて「物流」を学べます。
パルシステムの宅配の物流は、「注文」→「受注」→「発注」→「納品」→「箱づめ」→「配送」と通常の物流とは順番が異なり、メーカーに事前に決まった数を発注してそれを箱づめしているので、食品ロスが生じないそうです。
さらにタブレットなどを使用して、パルシステムの注文を体験。楽しみながら宅配の仕組みを知ることができました。
物流箱づめ体験・記念撮影も
後半パートでは、室内に設けられた「パルシステム」の物流センターで使用している実物の物流機材を再現して、商品の箱づめを体験できます。
ベルトコンベアには、実際に宅配時に使用するプラスチック製のケースが流れてきます。
注文が入った商品の棚にはランプが点灯して注文数が数字で表示されています。商品をケースに入れたらボタンを押して、次の商品棚に移動します。
みなさん、楽しみながらも真剣に作業体験をこなしていました。
全部の商品を箱づめしたら、実物大のパルシステムのトラックパネルの前で記念撮影!みなさん楽しそう!
お子さんのあとは、ご家族の皆さんも箱づめを体験。その様子をお子さんたちがスマホで撮影する姿も見られました。皆さん童心に帰って箱づめ体験を楽しんでいました。
参加者の方にお話しを聞くと「箱詰めができて楽しかったです。職業体験はなかなかできないので、こうした機会があってすごくいいなと思います」と話していました。
パルシステムの担当者は「もともとはパルシステムの宅配が分かってもらえるような学習施設のようなものを作れればということで2020年にスタートする予定で準備してきましたが、コロナでこの3年間も止まっていてようやく再開できました。物流や情報システムといった表側からは分かりにくい部分のお仕事を体験することで伝えられればと思います」と話していました。
9月以降は祝日を中心に開催が予定されています。こちらのフォームから事前申込制で申し込みできます。
【今後の開催日程】
9月18日(月祝)①11時~②14時~(申し込み締め切り9月11日(月))
10月9日(月祝)①11時~②14時~(申し込み締め切り10月2日(月))
パルシステム物流・ITおしごと体験
会場:パルシステム連合会稲城事務所事務センター1階(所在地:東京都稲城市百村2111)
アクセス:京王相模原線「稲城駅」から徒歩15分、JR南武線「南多摩駅」から徒歩20分
参加費無料
※駐車場はありません。
※1回あたり定員18名。定員を超えた場合は抽選。申込みしたすべての方へ6日前をめどにメールでご連絡。