2023年11月11日(土)~11月26日(日)まで開催される「第33回TAMA CINEMA FORUM」。
多摩市の「パルテノン多摩大ホール」にて今年度の国内映画賞のトップバッターとなる「第15回TAMA映画賞授賞式」が開催され、今年活躍した映画キャスト、スタッフが登壇しました。
目黒蓮さん(最優秀新進男優賞)
『わたしの幸せな結婚』『月の満ち欠け』で最優秀新進男優賞を受賞した目黒蓮さんは、シックな黒のスーツで登場しました。
「撮影が終わった後にこうして賞をいただけると、やっぱり作品が生き続けてくれているんだなというのを実感することができて、とてもありがたく思います」と受賞コメント。
映画祭のパンフレットには「塚原あゆ子監督との出会いが僕の人生を大きく変え、今後の役者人生を左右するものだったと確信しております」と寄せた目黒さん。
塚原監督とのやりとりの思い出を聞かれた目黒さんは「(塚原監督は)現実を大切にされている方。芝居経験がまだ少ない時期に塚原監督と出会うことができて本当に幸運だなと思います。『わたしの幸せな結婚』を撮影した後の作品でも塚原さんに教えていただいたことが生きてきたなと本当に感謝しています」と撮影時のエピソードを振り返りました。
受賞理由に「(今田美桜さん演じる)美世への想いの移ろいを繊細な感情表現で演じきった」と評された目黒さん。
今田美桜さんとの共演で印象的なシーンについて聞かれると「今田さんが今までやって来られていた役だったり、印象としてすごく華やかな方なのかなというイメージがあったので、初めて対峙して芝居をした時に美世というキャラクターの悲壮感といいますか、そういう部分がすごく表現されていて僕自身をすごくやりやすかったですし、僕も役に没頭できたなと思います」を今田さんに感謝を伝える場面も。
観客を魅了したアクションシーンなどの俳優活動と歌やダンスが互いに生かされているところを聞かれると「塚原さんにはアクションが振り付けっぽくならないように綺麗にやらないでといわれて、イメージ的には崩している感覚でアクションをやりました。逆に普段、Snow Manとしている時も歌、ダンス、パフォーマンスの表現力はお芝居をたくさん経験させてもらううちに、幅が増えたかな思います」とした上で、
「Snow Manでいる時はなるべく『目黒蓮』というものをどれだけ足しているかという感じですけど、役を演じている時はどれだけ自分を引いていくか。どちらも棲み分けられていて、楽しくやらせてもらってます」と笑顔で答えました。
最後に今後の活動について聞かれると「自分が演じるにあたって、見てくださった方の人生や生活に何らかの影響を与えられるようなお芝居ができたらいいなと思います。誰かがじゃなくて、自分がやるべきだと思えるような作品。そして、自分の心も動く作品に出演をさせていただいて、皆様にお届けできればいいなと思います」と今後の抱負を話しました。