![京王電鉄、9000系通勤車両をリニューアル!2025年春に営業運転開始](https://tamapon.com/wp-content/uploads/2025/02/2025020713331067a58d06b10e7.jpeg)
京王電鉄株式会社は、9000系10両編成のリニューアルを実施。2025年春に1編成の営業運転を開始すると発表しました。
内装デザインが一新。全車両にフリースペースを設置
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今回のリニューアルでは、乗客の快適性向上を図るため、内装デザインを一新。天井から床までをモノトーンで統一し、モダンでスタイリッシュな空間を演出します。さらに、床から天井に向かって段々と明るい色調を採用することで、車内を広く感じられる工夫が施されています。
座席デザインは、八王子市の伝統工芸品「多摩織物」をモチーフとした生地を採用。背摺りには都市の景観をイメージした幾何学模様を施し、グラデーションによって郊外から都心へ移り変わる景観を表現しています。座席の下にはバネを入れて、座り心地にもこだわっているそうです。
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すべての車両にフリースペースを設置し、多様な移動ニーズに対応。2026年初めに導入を予定している2000系の設計を活かし、一般座席の縦握り棒を増設するとともに、優先座席の縦握り棒には滑りにくいディンプル加工を施して、より安全で快適な利用を可能にしています。
省エネルギー性能が向上
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さらに、フルSiC(シリコンカーバイド)素子を用いた最新のVVVFインバータ制御装置とSIV装置(車両用補助電源装置)を導入することで、現行9000系車両と比較して、約20%の省エネルギー性能が向上。
消費電力のさらなる削減や車両の軽量化によるカーボンニュートラルの実現を目指すとしています。
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新車両は外装ラッピングも新しくする予定で、外装ラッピングの詳細は後日発表するとしています。
京王電鉄の公式YouTubeチャンネルでは、リニューアルの詳細をショート動画で公開しています。