リニア中央新幹線 神奈川県駅(仮称)の掘削底面で「さがみはらリニアコンサート」が開催されました



JR線・京王相模原線「橋本駅」前にて2027年の開業を目指して建設中のリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の新設工事ヤードをコンサート会場にしたイベント「さがみはらリニアコンサート」が2023年10月14日に開催されました。

今回はイベント模様をメディア取材してきましたので、お伝えします。

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1日限りの「さがみはらリニアコンサート」

こちらは昨年10月の「さがみはらリニアビジョン」や今年6月に開園した「さがみはらリニアひろば」に続いて、地域住民の方々に工事の進捗などについて知ってもらうイベントのひとつ。

イベントは事前申込制で約2,400名から申し込みがあったそうです。

深さ30mの掘削底面が初公開

品川駅方面の掘削底面
品川駅方面の掘削底面

この日は深さ30mの掘削底面がメディアと一般に初公開。コンサート会場を設けて1日限りの野外コンサートが開かれました。

工事用の橋の上から見下ろすとかなり深さで圧倒されます!

こちらは反対側の名古屋方面の掘削底面。

神奈川県駅(仮称)の駅部延長は約680m、幅は50m、深さ30m。ここにホーム2面と線路が4線設置されるということで、いかに巨大な駅かということが分かります。

いよいよ掘削底面へ。長いスロープをゆっくりと降りていきます。

コンサート会場が近づいてきました。下から見る景色もかなりの迫力です。

先ほど見下ろしていた工事用の橋を見上げます。

イベント参加者の皆さんも続々と入場。

この日はJR東海音楽クラブの皆さんをはじめ、神奈川県立相原高等学校 吹奏楽部、神奈川県立相模原弥栄高等学校 吹奏楽部の皆さんなどによる、ライブパフォーマンスが開かれました。

トップバッターのJR東海音楽クラブの皆さんは、車掌さんや駅員さんなどJR東海の職員さんで構成された音楽クラブ。

会長は東海旅客鉄道 代表取締役社長の丹羽俊介さんが務めていて、この日はトランペット奏者として演奏に加わっていました。

この日はそれぞれの職場の制服を着用して、UAさんが唄う東海道新幹線のCMでおなじみの『会いにいこう』や『線路は続くよどこまでも』など、4曲を披露。

高さ30mの壁面に囲まれていることもあり、まるで音楽ホールのように音響効果は抜群!

会場からは大きな拍手が沸き起こってました。

この日はメディア向けに名古屋方面(西側)の掘削現場を見ることが出来ました。

高さ30mの大きな構造物がそびえています。

東海旅客鉄道株式会社 土木工事部 担当課長の吉川さんによると、ここのリニア中央新幹線の本線が敷かれ、最高時速時速500kmで通過するそうです。

さらに構造物の中を進みます。

こちらが現在の名古屋方面の駅の端。上部は赤土の関東ローム層、その下には砂礫層の地層が続きます。

今後は相模川の手前まで約3.2kmのシールドトンネルを掘り進めるそうです。

会場では工事に使用している大きな重機と写真が撮れるフォトスポットや、

相模原市や神奈川県さがみロボット産業特区、相原高校「相原夢工房」のイベントブースをはじめ、

リニア中央新幹線の工事を担当する各工事会社の「リニア工事ブース」などが出展。

体験コーナーもあり参加者の皆さんも興味深く展示を楽しんでいました。

リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)工事現場

所在地:神奈川県相模原市緑区橋本2丁目
リニア中央新幹線|JR東海公式サイト

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多摩ポン編集部
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