八王子駅周辺にて2023年11月4日(土)と5日(日)の2日間「日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子」が開催。今回は初日の模様を取材してきましたのでお伝えします!
オープニングセレモニー
J:COMホール八王子ではオープニングセレモニーが開催され、八王子観光PR大使を務めるシンガーソングライターの冨永 裕輔さんによるオリジナル曲「桑都物語 〜History of Love〜」を披露しました。
続いて八王子芸妓衆の皆さんが登場。
「姫三社」「木遣くずし」「オリャセ節」の三曲を披露しました。
艶やかな踊りに会場からは大きな拍手が沸き起こってました。
その後、基調講演、パネルディスカッションが行われたあと、令和4年に国の重要無形民俗文化財に選ばれた八王子車人形および説経浄瑠璃の皆さんによる記念公演が行われました。
この日は時代物の代表作「日高川入相花王(ひだかがわ いりあいざくら)」のクライマックスとなる一幕「渡し場の段」が上演されました。
人形師の方が操る人形は繊細な感情が見え隠れして、まるで本当に生きているかのようなリアリティを感じました。
東放射線アイロード
八王子駅前の「東放射線アイロード」ではイベント期間中、車両を通行止めして歩行者天国に。
関東屈指の山車祭り「八王子まつり」の山車と居囃子が行われていました。露店やキッチンカーも多く出店して、さながら夏祭りのような雰囲気で賑わってました。
えきまえテラス
メイン会場となる「東京たま未来メッセ」向かいの保健所跡地には市民・来街者のための憩いの広場「えきまえテラス」が11月3日(金祝)に開園し、イベント会場のひとつとして多くの来場者で賑わいました。
こちらで販売されていたのは「桑都あげパン」(1つ100円)。桑の葉を練り込みカルシウムやミネラル、食物繊維が多くて学校給食でも人気のあげパンでした。
東京たま未来メッセ
メイン会場の「東京たま未来メッセ」は多くの参加者の皆さんが来場していました。
会場前には八王子市の観光振興PRキャラクターの「はっちお〜じ」と「みどり〜」がお出迎え。
会場内には全国各地から日本遺産のブースが大集結。
全部で104の日本遺産のPR・体験ブースが出展して来場者にPRしていました。
3階フロアでは「千百年を紡ぐ八王子織物展」のほか、日本遺産のストーリーについて語る公開講座や日本遺産の個性豊かな歴史や文化地域性をテーマにした講演などが行われました。
会場の2か所で「桑都ペイ」地域ポイントを配布
メイン会場の「東京たま未来メッセ」と「J:COMホール八王子」の2会場では、八王子市のデジタル地域通貨「桑都ペイ」の地域ポイントを配布していました。
イベント期間中、1か所で500ポイント、2か所巡ることで1,000ポイントの「桑都ペイ」地域ポイントを受け取ることができます。
「東京未来メッセ」の「桑都ブース」には八王子市のブースが出展していて、八王子市産の「桑茶」などのお土産を桑都ペイで購入することもできました。
西放射線ユーロードでは「伝承のたまてばこ」が開催
西放射線ユーロードでは関連イベントの「伝承のたまてばこ」が開催。
この日はユーロードの横山町公園に設置された会場にて「野辺囃子神楽」などが行われました。
5日には先ほど紹介した八王子芸妓衆や八王子車人形、八王子消防記念会による木遣など多摩地域の伝統芸能が楽しめるそうです。
日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子
開催日時:2023年11月4日(土)9時30分~17時00分・5日(日)10時00分~16時00分
会場:
メイン会場「J:COMホール八王子」・「東京たま未来メッセ」
サテライト会場「JR八王子駅周辺(アイロード・ユーロード・えきまえテラス・桑都テラス等)
主催:文化庁・日本遺産連盟・日本遺産「桑都物語」推進協議会・八王子市
共催:観光庁
日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子 公式サイト