多摩市と町田市は多摩都市モノレールの町田方面延伸(開業日未定)について「モノレール沿線まちづくり構想素案」を公表しました。2023年12月20日(水)から2024年1月19日(金)までパブリックコメント(意見公募)を募集しています。
「モノレール沿線まちづくり構想素案」が公表
多摩都市モノレールの町田方面延伸については、2022年1月に延伸ルートが公表。
多摩センター駅→小野路→野津田公園→図師→小山田桜台→桜美林学園→町田市民病院→町田高校→町田駅の約16kmのルートが選定されています。
全6回の検討会を経て今回公表された「モノレール沿線まちづくり構想」は、モノレール延伸が期待される沿線地域にて、モノレールが走るまちの将来像と、その実現に向けたまちづくりの方向性や段階的な取組方針を明らかにしています。
課題としては、整備から40〜55年が経過した多摩ニュータウンなどの大規模団地の良好な住まいづくりや働く場所の創出、施設・公園・スポーツコンテンツなど地域資源の活用、みどり(里山・緑地等)の活用、多摩センター駅と町田駅周辺の現状や移動の利便性などが挙げられました。
『みんなが安心して快適に住み続けられるわたしの“ココチよさ”がかなうまち』をビジョンとした素案では、団地再生の推進やスポーツによるまちづくりの推進、南多摩尾根幹線沿線の土地の利活用しての商業施設の誘致やイノベーション環境の創出などを盛り込み、沿線のにぎわいに繋げるとしています。
なお、現時点では開業日の見通しはありませんでした。
素案の詳細資料は多摩市、町田市の下記HP内から閲覧できるほか、専用フォーム(多摩市のみ)やメールなどでパブリックコメントを送信できます。
パブリックコメントの概要や市の考え方については、個人情報を除き、2024年3月ごろに市ホームページに公表される予定です。