町田市の小田急線「鶴川駅」北口から徒歩4分のところに「鶴川香山園(つるかわかごやまえん)」が、2025年1月25日に開園。初日に行ってみました。
「鶴川駅」北口から徒歩4分「鶴川香山園」へ
場所は小田急線「鶴川駅」北口から鶴川街道を渡って歩くこと4分。こちらが「鶴川香山園」の入口です。
こちらは江戸時代の1794年(寛永6年)に創設された「鶴川中風灸治所」という「お灸点」として地元の方に親しまれてきた場所です。
1996年からは「香山園」庭園と美術館として運営されていましたが、2015年に閉館。
その後、町田市が2017年に買い取って整備し、指定管理者「cocre(コクリ)鶴川共同事業体」が運営する入場無料の市立公園としてリニューアルしました。開園時間は午前7時から午後10時まで開いています。
入口から入ってまず見えてくるのは、主屋の瑞香殿(ずいこうでん)。
1906年(明治39年)に建てられた寄棟造・本瓦型銅板葺の単層建築です。
伝統的な日本家屋の姿を見ることが出来ます。
レストラン桜梅桃李
館内にある「レストラン桜梅桃李(おうばいとうり)」。こちらが館内の入口となるそうです。
館内入口から。内部には30畳の座敷があって、レストランスペースとして活用されています。
館内マップはこちら。
「鶴川香山園の変遷」も掲示されていました。
「レストラン桜梅桃李」のランチメニューと喫茶メニューはこちら。
レストランは株式会社キープ・ウィルダイニングのグループ会社、株式会社GORILLA COMPANYが運営していて、町田の旬な地場食材を活かした本格和食ランチ(11:00〜15:00)やディナー(16:00〜22:00※2月は予約制)を提供しています。
初日は予約で一杯とのことでした。土日などは混み合うことが予想されるので、事前に予約したほうが良いかもしれません。
営業時間:11:00〜22:00(※情勢によって変更になる場合あり。定休日:1月1日他、年間数日)
喫茶「桜梅桃李」(10:00〜18:00)では、「アールグレイパウンドケーキとドリンクセット(1,100円税別)」をはじめとするスイーツや喫茶メニュー、アルコールも提供しています。
さらに直販所(9:00〜17:00)では、厳選した町田市名産品を中心に町田市に拠点を構えるクラフトマンたちが作り出す作品などを販売しています。
池泉回遊式庭園
瑞香殿のすぐ近くには池泉回遊式庭園が見られます。
こちらは江戸時代に作られたと伝わる苑池を埋めて、1954年〜1963年に造り変えられたそうです。
作庭は「雑木の庭」創始者として知られる飯田十基さん(1890〜1977年)の弟子によるものと言われています。庭石も配置してあって立派な日本庭園、秋には紅葉も楽しめそうですね!
池泉回遊式庭園の脇には「散歩コース」として、上に上がる階段がありました。
能ヶ谷香山古墳群
階段の先にはこんもりとした円墳が。こちらは「能ヶ谷香山古墳群」です。
こちらには古墳時代に造られた円墳(6世紀末〜7世紀前半)や横穴墓(7世紀前半〜8世紀初頭)があり、須恵器、直刀、耳環、ガラス製のこだま、水晶製の切子玉、メノウ製の勾玉などが出土しています。
古墳群を横目に散歩道を進むと、
瑞香殿の裏手に戻ってきました。
ということで「鶴川香山園」の模様をお伝えしました。「レストラン桜梅桃李」からは池泉式回遊庭園を眺められる席もあるそうなので、また行ってみたいと思います。
鶴川香山園
所在地:東京都町田市能ヶ谷2-17
開園時間:午前7時から午後10時
休園日:12月29日から1月3日
アクセス|小田急線鶴川駅より徒歩4分
※一般の方用の駐車場と駐輪場はなし。障がい者用駐車場(1台/予約制)