『国宝』が最優秀作品賞!吉沢亮さん、黒川想矢さんが喜びのコメント【第17回TAMA映画賞授賞式レポ①】



『国宝』が最優秀作品賞!吉沢亮さん、黒川想矢さんが喜びのコメント【第17回TAMA映画賞授賞式レポ①】©多摩ポン
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2025年11月8日(土)~11月24日(日)まで開催される「第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM」。

多摩市の「パルテノン多摩大ホール」にて今年度の国内映画賞のトップバッターとなる「第17回TAMA映画賞授賞式」が開催され、今年活躍した映画キャスト・スタッフが登壇しました。

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吉沢亮さん(最優秀男優賞受賞)

吉沢亮さん(最優秀男優賞受賞)©多摩ポン
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『国宝』『ババンババンバンバンパイア』に出演し、昨年に続けて2年連続で最優秀男優賞を受賞した吉沢亮さん。

「TAMA映画賞は7年前に最優秀新進男優賞を受賞しまして、それが僕にとってはじめて受賞した賞で非常に心に残っていて、今回は最優秀男優賞とのことで非常に嬉しく思います」と喜びの受賞コメントをしました。

吉沢亮さん(最優秀男優賞受賞)©多摩ポン
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歌舞伎の演技については「ゼロからのスタートで、最初はひたすらすり足の練習を3〜4ヶ月費やし、トータルで1年半は稽古をしてました」と話しました。

共演した横浜流星さんとは最初は別々に稽古していたが後半は一緒に稽古をするようになったと明かし、横浜さんのストイックな姿勢が自身の励みになったと感謝の気持ちを表しました。

吉沢亮さん(最優秀男優賞受賞)©多摩ポン
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現在、朝の連続テレビ小説『ばけばけ』では、英語が堪能な教師役など、幅広い役柄で人々を魅了する吉沢さん。「手話や歌舞伎、英語の教師、次はミュージカルで歌を唄ったり、何かしら重いものを背負っているので、そろそろ何も背負わなくていいようにやりたいなと思います」と、本音を漏らしつつも「一つ一つの仕事を丁寧に一生懸命取り組んでいきたい」と今後に向けて意気込みを話しました。

黒川想矢さん(最優秀新進男優賞)

黒川想矢さん(最優秀新進男優賞)©多摩ポン
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最優秀新進男優賞では、吉沢亮さんが演じる喜久雄の少年期を演じた黒川想矢さんが受賞。

「(2023年の『怪物』以来)2年ぶりにTAMA映画賞に戻ってきました。前回は、自分にこんな奇跡が起こるとは想像できませんでした。このような栄誉を与えてくださった奇跡的な様々な出会いに感謝します」と喜びのコメント。

歌舞伎の稽古期間の思い出について聞かれた黒川さんは「吉沢さんと横浜さんと一緒に、歌舞伎の合宿に行った時があったんですけど、そのときに、自分の意識ではない、役として踊れた時にすごく楽しくて。なので今も稽古を続けています」と話すと会場からは驚きの声が上がっていました。

『国宝』に最優秀作品賞

李相日監督©多摩ポン
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本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰される「最優秀作品賞」には、『国宝』と『ルノワール』が受賞。『国宝』では、李相日監督が登壇しました。

李相日監督は「歌舞伎は400年の伝統があり、これまでの栄誉を汚さぬように、一方で魅力をいかに伝えるか。キャストとスタッフ全員の協力によってこの作品が実現した」と強調しました。

その上で興行成績だけでなく、多くの人の心に届いたことを喜び、難しい企画であったにもかかわらず支援してくれたプロデューサーや関係者への感謝を述べました。

吉沢亮さんと黒川想矢さん
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その後は吉沢亮さんと黒川想矢さんが登壇してのクロストークに。

お互いの喜久雄の演技について意識したか聞かれた吉沢さんは「意識しました。インする前に現場で彼(黒川さん)のお芝居を映像で見て、とてつもなくすごくて、これはマズイと。良い意味でプレッシャーを与えていただきました」と話すと、黒川さんは恐縮した様子で「稽古の時に李監督とお話しした時に「吉沢さんと似ていなくても、目指す喜久雄像に気持ちが近ければ同じ人に思ってもらえる」というアドバイスを受けたと話しました。

吉沢亮さんと黒川想矢さん、李相日監督
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李相日監督は「(二人は)似てはいないです」と話し、会場から笑いが起こすと「精神が重なれば良いというか、黒川くんをオーディションでお会いして『この人だ』って思ったのは眼差しなんですよね。何かふとしたときのその眼差しの強さや真剣さが、非常に人を惹きつけてもらったんで、その部分から喜久雄と重なってくる。本当に歌舞伎に恋焦がれて、歌舞伎に夢中になってるその眼差しが(吉沢さんと)繋がるとは思ってました」と喜久雄を演じた二人に重なる部分について語りました。

最後に李相日監督は「歌舞伎の女形の一代記を映画化したいと思い始めてから十数年が経ち、ようやく形になった」と話した上で今は「すべてのものが出てすっからかん。水を満たすために休養して、また一杯になったらドーンとお届けしたいです」と話していました。

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多摩ポン編集部
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