多摩市は、東京都と学校法人早稲田大学と連携し、多摩市内で「燃料電池ごみ収集車」の試験運用を今年5月からスタートさせます。
多摩市役所東側広場にて「燃料電池ごみ収集車」が報道陣に公開されました。
早稲田大学が開発した「燃料電池ごみ収集車」が走行
これは東京都が募集した「水素社会実現に向けた燃料電池ごみ収集車運用事業」の実施自治体に多摩市が選ばれたもの。昨年度の港区の続き、東京26市では初の試みとなるそうです。
早稲田大学が開発した「燃料電池ごみ収集車」は、水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気を作り、その電気を動力源に走行。走行時に二酸化炭素(CO2)は一切排出せず、水のみを排出して静音性にも優れているそうです。
運転席の後ろに国産の燃料電池モジュールを搭載し、多摩市内の水素ステーションにて水素を充填します。
車体うしろの架装部にゴミを収集するパッカー部分も水素で作った電気で可動するため、エンジン車よりもとても静かでした。
試験運用は2023年5月〜7月、10月〜12月までの最大6ヶ月間。3月27日〜3月31日までは、ゴミ収集を伴わない試験走行を実施しています。
多摩市は今回の試験運用により、燃料電池ごみ収集車の早期実装化や、水素社会の実現、地球温暖化の抑制に貢献するとしています。
燃料電池ごみ収集車の試験運用(多摩市)
試験運用実施期間:令和5年5月~7月、令和5年10月~12月の最大6か月間
多摩市内のごみ収集ルート:
月曜日・木曜日(可燃ごみ)聖ヶ丘
火曜日・金曜日(可燃ごみ)落合
第1第3水曜日(小型家電・金属類)豊ヶ丘
第2第4水曜日(小型家電・金属類)愛宕、乞田、貝取、一ノ宮、和田