京王電鉄株式会社は、京王プラザホテル多摩があった多摩センター駅前の「京王多摩センタービル」の建て替え計画を発表しました。
商業施設、地域貢献施設、分譲マンションを擁する複合施設を2028年度に開業させる予定です。
商業施設、地域貢献施設、分譲マンションを擁する複合施設が誕生へ
「商業施設」は、駅から続くペデストリアンデッキに面する低層部に作られ、オープンスペースの設置や建物内外の回遊性を意識した計画とすることで、ペデストリアンデッキや周辺施設と一体となった賑わい創出を目指すとしています。
「地域貢献施設」は、多摩センター駅周辺の活性化に向けた新たな機能として、商業施設の一部に地域コミュニティの活性化に寄与するイノベーションの創出を促す交流拠点や会議・集会などで利用できるバンケットルームなどの設置を検討。
京王プラザホテル多摩の「人の和をつなぐ広場(プラザ)になる」という想いを継承して、新たな出会いや思い出を提供できる施設を目指すとしています。
「分譲マンション」は高層部に計画。ニュータウン外からのファミリー世代の流入やニュータウン内での住替えで、多世代に向けた様々なタイプの住宅を提供。沿線・多摩ニュータウンに愛着を持って住み続けていただくことを目指すとしています。
計画では2023年11月より解体工事を着工し、2025年4月から新築工事を着工予定。2028年度に竣工・開業を予定しています。
同社は「まちづくりへの注力」を中期経営計画の重点施策としてを掲げ、新たな移動需要の創造・沿線の魅力向上に取り組み、多摩センター駅前に新たなランドマークの開発を行うことで、商業機能の強化による賑わい創出と新たなファミリー層・若年層の流入を通じて多摩センター駅周辺のさらなる活性化を図るとしています。
「京王プラザホテル多摩」は今年1月15日の閉館後、跡地の動向に注目が集まっていました。多摩センター駅前の新たなランドマークとして期待大です!
京王多摩センタービル(旧京王プラザホテル多摩)建替え計画地 概要
所在地:東京都多摩市落合1-43
アクセス:京王多摩センター駅、小田急多摩センター駅、多摩モノレール多摩センター駅徒歩2分
地域地区:商業地域
容積率:700%
敷地面積:約5,500㎡