ベルブ永山で北アイルランドのドキュメンタリー映画『ぼくたちの哲学教室』特別上映会が5/4(土)開催



©Soilsiú Films, Aisling Productions, Clin d'oeil films, Zadig Productions,MMXXI
©Soilsiú Films, Aisling Productions, Clin d’oeil films, Zadig Productions,MMXXI

多摩市のベルブ永山にて、ドキュメンタリー映画『ぼくたちの哲学教室』(ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ監督作品)特別上映会が2024年5月4日(土)に開催されます。

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北アイルランドの哲学の授業を記録したドキュメンタリー

これはTAMA映画フォーラム実行委員会が毎年11月に開催する映画祭「TAMA CINEMA FORUM」とともに年数回、開催している特別上映会です。

本作は平和の壁で分断された街、北アイルランド・ベルファストを舞台に不安定で不透明な世界を生きる子どもたちと先生の「対話」を通して行われる哲学の授業を2年間にわたって記録したドキュメンタリー作品です。

第49回日本賞(NHK)一般向け部門最優秀賞(東京都知事賞)、第18 回アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。

【作品紹介】
北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴力で問題解決を図ってきた後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。北アイルランド紛争によりプロテスタントとカトリックの対立が長く続いたベルファストの街には「平和の壁」と呼ばれる分離壁が存在する。1998年のベルファスト合意以降、大まかには平和が維持されているが、一部の武装化した組織が今なお存在し、若者の勧誘に余念がない。争いの記憶は薄れやすく、平和を維持するのは簡単ではない。その困難はケヴィン校長と生徒たちの対話の端々にも現れる。宗教的、政治的対立の記憶と分断が残る街で、哲学的思考と対話による問題解決を探る。

2回目の上映後に、NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ理事 桑原眞理子さんと、本作を配給しているdoodler 代表の石橋秀彦さんによるトークセッションが行われます。

チケットは「パスマーケット」ほか、多摩市立永山公民館の窓口などで販売中です。

『ぼくたちの哲学教室』特別上映会

開催日時:2024年5月4日(土)※トークは上映②の鑑賞者を対象※上映スケジュールは変更になる場合があります。
①10:30〜12:12 ②13:00〜14:42/(14:45〜15:15 ゲストトーク) ③16:00〜17:42 ④18:10〜19:52
会場:ベルブホール(多摩市立永山公民館/ベルブ永山5F)多摩市永山1-5 京王永山駅・小田急永山駅から徒歩2 分
料金:一般:前売1,000 円 当日1,200 円
※TAMA 映画フォーラム支援会員、子ども(小学生以下)、障がい者と付添者1 名(付添者もチケットの購入が必要):
前売・当日800 円
チケット:オンライン(PassMarket)、窓口:多摩市立永山公民館(ベルブ永山3F、休館日と祝日を除く9:00〜17:00)※一般チケットのみ販売、多摩市立関戸公民館(関戸ヴィータ・コミューネ7F、休館日と祝日を除く9:00〜17:00)※一般チケットのみ販売
『ぼくたちの哲学教室』特別上映会 – TAMA映画フォーラム実行委員会(公式サイト) 

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多摩ポン編集部
東京・多摩エリアの開店・閉店情報、イベント情報、グルメ情報、地元ニュース、気になる生活情報をお伝えします!東京都多摩市エリア在住10年以上。