
高尾登山電鉄は、2027年1月21日に迎える「ケーブルカー開業100周年」を記念した事業を始動すると発表しました。
今回の100周年事業では、「100周年 想いをのせてこれからも。〜日本一の急こう配から、日本一のありがとうを〜」をコンセプトテーマに掲げています。
中核施策として、総額25億円を投じる大規模リニューアルを実施。ケーブルカー車両の更新に加え、高尾山駅の改築も行い、2028年3月の運行開始・工事完成を目指します。
また、車両と駅舎のデザイン監修には建築家の隈研吾さん(株式会社隈研吾建築都市設計事務所)が参加。高尾山の豊かな自然と調和する新たなシンボルへと進化します。
50年以上活躍した車両を刷新、高尾山ケーブルカー更新へ

今回更新されるのは、現在運行している「あおば号」「もみじ号」の2両です。

公開されたイメージでは、木の温もりを感じさせるデザインと大きな窓が特徴的で、高尾山らしい自然との一体感を意識した車両となりそうです。

新車両では、「もみじの組子細工」と「季節の移り変わりを表現するグラデーション」を融合したデザインを採用。

大型窓やトップライトを取り入れ、車内から高尾山の自然をより楽しめる設計となります。
さらに、内蔵バッテリーを活用した架線レス化も導入予定。これまで以上に景観を楽しめる空間づくりを目指します。
更新車両:あおば号、もみじ号(2両)
乗車定員:102人(予定)
全長:12.3m 全幅:2.9m 全高:3.2m
運行開始:2028年3月(予定)
製造:日本ケーブル株式会社
※客車製造はスイスの車両メーカーCWA社が担当
デザイン監修:株式会社隈研吾建築都市設計事務所
高尾山駅も改築、大屋根新設で快適性向上

新車両導入にあわせて、山頂側の玄関口となる高尾山駅も改築されます。

駅舎ではコンコース部分へ大屋根を新設。天井には木目調アルミルーバーを採用し、安全性や快適性を向上させながら、高尾山の景観に溶け込むデザインへ刷新されます。
工事では駅務室や運転室も建て替え予定。駅舎改築も2028年3月完成を予定しています。
工事内容:大屋根新設、駅務室・運転室の建て替え
工事完成:2028年3月(予定)
デザイン監修:株式会社隈研吾建築都市設計事務所
設計者:パシフィックコンサルタンツ株式会社
施工者:京王建設株式会社
ケーブルカー開業100周年へ、さまざまな記念事業も展開
高尾山ケーブルカーは1927年1月21日に開業。2027年1月に100周年を迎えることから、今後は記念イベントやキャンペーンなども順次実施される予定です。
高尾登山電鉄では「次の100年に向けて新しく生まれ変わる高尾山ケーブルカーに期待してほしい」としています。
高尾山の“顔”ともいえるケーブルカーが、次の100年に向けてどのように進化するのか。今後発表される記念イベントや続報にも注目です。















