松岡茉優「雪辱の多摩」『桐島、部活やめるってよ』での撮影秘話を語る【第26回TAMA CINEMA FORUM2日目】

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松岡茉優

2016年11月19日から11月27日まで多摩市内の3会場4スクリーンで開催中の「TAMA CINEMA FORUM」。二日目となるこの日、パルテノン多摩・小ホールにて『桐島、部活やめるってよ』と『ちはやふる -下の句-』の上映後、トークイベント「女優・松岡茉優 未来を語る」が開催され、前日に第8回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞した松岡茉優さんと『桐島、部活やめるってよ』の佐藤貴博プロデューサーが登壇しました。

この日の会場は満席。冒頭、佐藤プロデューサーから「茉優ちゃん、すごい人気だね。」となげかけられると「でしょ!!」と満面の笑みを浮かべ会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

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ネコサポ

『桐島、部活やめるってよ』オーディション秘話

松岡茉優

松岡さんと佐藤プロデューサーの出会いは2012年に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』のオーディションの時にさかのぼります。

松岡「16歳の時ですね。3ヶ月くらいかけてやりました。」

佐藤プロデューサー「オーディションの時からすごいんですよ、この人。吉田(大八)監督はオーディションの初期段階から(松岡さんを起用することが)決まってました。」

松岡「それ私、4回ぐらい言われたんですけど、また驚いています。」

佐藤プロデューサー「いろんな人と茉優を芝居させて見たかったから。」

松岡「いやだ”茉優”だなんて(笑)私は佐藤さんのことを”さとP”と呼んでいるんですけど、それは佐藤P(プロデューサー)だから”さとP”なんです。」

佐藤プロデューサー「吉田監督から「松岡さんは絶対に残したいです。」といってました。でもその時は沙奈(さな)という役は決まってなかったです。」

松岡「忘れもしませんが、山本美月ちゃんが演じていた梨紗とは人格違うと思うんですけど、オーディションが終わって台本の段階で二人のキャラクターって決まってなくて私が梨紗みたいにふわふわした感じというか、直前で監督が「キャラ変えてみてよ」と言われてキャラを変えたりとか竜汰と友弘なんかはギリギリまでどっちがどのセリフを言うかってくらい柔軟にやってましたよね。」

佐藤プロデューサー「オーディションでこの子たちでやろうというのは決めて、細かい役柄は決めずに、だからいろんな役をやったでしょ?オーディションでは。」

松岡「オーディションでは梨紗もやったし、実果もやったし。」

松岡茉優

佐藤プロデューサー「全部やって、この子は何でも出来るなと思いながら、吉田監督が決めました。だから沙奈の強烈なキャラクターは松岡に合わせてどんどん変えていってセリフ量もだいぶ増えたというか、すごく(しゃべるのが)速いから、彼女のペースでいこうとなって、実は台本は140ページほどあるんですが、通常映画の場合は”ページ数x1分”だから140分くらいの映画になるのかなと思ったんですけど、松岡のペースに合わせたら結果的に103分になったんです。」

雪辱の多摩

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佐藤プロデューサー「実はもうすぐなんですけど”桐島”はまもなく黒字になります。」

松岡「おめでとうございます!公開初日に舞台挨拶が終わってみんなで打ち上げをしていたときに観客動員の速報みたいのが入ってて、あんまりいい顔してなかったからみんなで心配してました。」

佐藤プロデューサー「公開初日、成績がいい時は誰かがすぐ教えてくれるんですよ。でも『桐島〜』の時は誰も寄ってこなかった。吉田監督はすごい落ち込んじゃって、初日の後、すぐ地元に帰ってしまいました。でも僕らプロデューサー部は負けてらんないってことで何回も上映会に行って。」

松岡「Twitter上で、さとPが自ら発信して「キャスト来るかも」とか発信してたし、私も舞台挨拶に行きました。」

佐藤プロデューサー「でも、その後から大物芸人の方が見てくれて、評価してくれるんですけど、みんな必ず言うには「松岡茉優はすごい」ということ。明石家さんまさんとか、太田光さんとか。」

松岡「嬉しい。さんまさんが見てくれたのは聞いたことないですよ。」

佐藤プロデューサー「僕はスタジオジブリの鈴木敏夫さんのラジオ番組に出たことがあるんですけど、それを仕込んでくれた人がさんまさんと仲良しでさんまさんにも見せたら「あの松岡っていうのはすごいな」って言ってたし。玄人にウケるよね。」

松岡「できれば素人にもウケたいです。」(会場笑)

佐藤プロデューサー「『桐島〜』は神木くんとか、東出くんとか、橋本愛ちゃんがたくさん賞を獲ってましたけど。」

松岡「ここは雪辱の多摩ですからね。最速の映画賞ですから。」

佐藤プロデューサー「当時、神木くんと橋本愛ちゃんが(第4回TAMA映画賞)作品賞と今回、茉優ちゃんが獲った最優秀新進女優賞と男優賞を受賞しました。」

松岡「もちろん愛が獲るなと思ってましたし、自分が獲れるなんて全然思ってもなかったんですけど、でもやっぱり私も一員なのに評価される人は違うという部分では、やっぱり私の名前は全然知らないんだなあと思うと”雪辱の多摩”ですね。なのでパンフレットにも桐島の時から欲しくてたまらなかった多摩ですって書きました。やっと獲れました!」

『ちはやふる』続編も

松岡茉優

松岡「当時、さとPの下についていた北島プロデューサーが『ちはやふる』のプロデューサーさんなんですね。」

佐藤プロデューサー「北島というプロデューサーは『桐島〜』を手伝っていて、その時から松岡茉優と言う存在はわかっていたので『ちはやふる』をやるときにも「先輩、あの・・松岡、いっていいすか」って言われて「別に俺のものじゃないから」って(笑)だから『ちはやふる』の役はオーディションじゃなくてキャスティングなんだよね。『ちはやふる』の続編が決定していると聞いてますけど、出ていただけるのかなと。」

松岡「どういうかたちで『ちはやふる』が新しくなるか分かりませんけど、私は若宮詩暢という役を手放す気は一切ないです。」

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トーク後半は会場からの質問コーナーとなり「詩暢ちゃんのセリフがききたいです。」とのお客さんからのリクエストに「やだよぉ〜〜」といいながら立ち上がる松岡さん。「詩暢ちゃんのセリフか、あまちゃんの埼玉の自己紹介でもいいですか?」との質問に「両方聞きたいです」とのお客さんの切り返しに「両方はダメだよ〜〜」というと会場は笑いの渦に。

松岡茉優

「入間しおりの自己紹介でいい?お願い〜」と懇願して『あまちゃん』の入間しおりの自己紹介を全力で披露すると会場は大きな歓声と拍手に包まれました。

最後に松岡さんは「今回はTAMA映画祭に来てくださり、ありがとうございました。今回は映画祭ですけど、テレビを元気にしたいなという思いと、若手女優陣が元気な世代に生まれましたので、これからも盛り上げていけるように頑張ります。」と話し会場をあとにしました。

第26回TAMA CINEMA FORUMは2016年11月19日(土)から27日(日)まで東京都多摩市の3会場4スクリーンで開催中です。

第8回TAMA映画賞受賞作品・受賞者はこちら!

最優秀作品賞
『オーバー・フェンス』山下敦弘監督、及びスタッフ・キャスト一同
『団地』阪本順治監督、及びスタッフ・キャスト一同

特別賞
真利子哲也監督&柳楽優弥、及びスタッフ・キャスト一同『ディストラクション・ベイビーズ』
鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同 『ジョギング渡り鳥』

最優秀女優賞
小泉今日子『ふきげんな過去』
蒼井優
『オーバー・フェンス』『岸辺の旅』『家族はつらいよ』

最優秀男優賞
三浦友和『葛城事件』『64 -ロクヨン-』
オダギリジョー『オーバー・フェンス』『FOUJITA』

最優秀新進女優賞
松岡茉優『ちはやふる -下の句-』『猫なんてよんでもこない。』
小松菜奈
『ディストラクション・ベイビーズ』『黒崎くんの言いなりになんてならない』『バクマン。』『ヒーローマニア -生活-』

最優秀新進男優賞
若葉竜也『葛城事件』
村上虹郎『ディストラクション・ベイビーズ』『夏美のホタル』『さようなら』

最優秀新進監督賞
前田司郎監督『ふきげんな過去』
小泉徳宏監督『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』

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