新しい多摩市立中央図書館本館建設による樹木伐採起工式が開催。木は再生利用して「緑の記憶」に

多摩中央公園の一角に新しく作られる「多摩市立中央図書館本館」。

まもなく始まる建設工事のスタートとして、多摩中央公園の建設予定地の樹木の一部を公募した市民の皆さんと一緒に切り出す「樹木伐採起工式」が2021年4月10日に行われました。

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みどりの記憶をつなぐプロジェクト

多摩市立中央図書館本館は、もともと多摩市役所の隣にありましたが、2008年に旧西落合小学校に移転(10年間の暫定利用)。駅から遠いということと、多くの本を置くことが出来ない課題があったことから、2016年度から図書館本館の移転を検討。昨年、基本・実施設計が完了し、今年4月から建設工事がスタートします。ただ、図書館建設にあたっては公園内の一部の木を伐採しなければならず、市民から残念との声も上がっていたそうです。

そのような中、伐採起工式に先駆けて、元東京農業大学客員教授で環境デザイナー・まち樹木工家などで活躍する祐乗坊 進さんによる「緑の記憶をつなぐ」の環境ミニ講演が多摩市立中央図書館本館で行われました。

祐乗坊さんは「多摩市は奥多摩山地と三浦半島に連なる丘陵地にあり、昔から「地産地消」といった自然に寄り添う暮らしがあった。市内の公園は206ヶ所あり、1人あたりの都市公園面積は13.6㎡と家族4人なら33畳のアウトリビングがあるほど緑豊かな街。それを維持するため大量の伐採木や剪定枝が出て、その量は年間884トン(平成30年)にもなる。これを木工材や薪炭材、UR賃貸住宅のリノベ木材など有効に活用していくことが重要。今日、木を切ることで公園や緑との新たな記憶となり、愛着が生まれて新たな”ふるさと”のDNAとなるのではないか」と話しました。

当日切り出した樹木や、今後建設工事で伐採した樹木は「中央公園のみどりの記憶をつなぐプロジェクト」として、グリーンライブセンターなどで行われる木工ワークショップや、炭焼ワークショップで活用されるほか、図書館の絵本コーナーに置かれる家具(テーブル・ベンチ)にする製材としても活用。また「木のしおり」を作成し、開館時のノベルティグッズとして配付するそうです。

その後、多摩中央公園の建設予定地に移動し、阿部裕行多摩市長はじめ、教育長、多摩市議会議長・副議長とともに、公募によって選ばれた市民18名が伐採起工式に参加しました。

多摩グリーンボランティア森木会の皆さんの指導の元、のこぎりで徐々に切り込みを入れ、最後はチェーンソーで反対側から切り込みを入れてから滑車とロープを使って、公園内の3本の木を切り出しました。

倒した木は約14mのシラカシ
倒した木は約14mのシラカシ
年輪を数えてみると、ちょうど30個で樹齢約30年のシラカシでした。
年輪を数えてみると、ちょうど30個で樹齢約30年のシラカシでした。

新しい多摩市立中央図書館本館は2023年5月に開館予定

多摩市立図書館 外観
公園側からの多摩市立中央図書館本館 外観 (多摩市HPより)

2023年5月の開館を予定している地上2階・地下2階建ての新しい多摩市立中央図書館本館は、多摩中央公園の大池の前(レンガ坂横)に建設され、緑陰読書が楽しめる図書館に。

ガラス張りの窓からは公園の緑が感じられる図書館となり、2階はおしゃべりできる広場を設けるほか、市民活動室、グループ活動室、カフェなども設置予定。本の収蔵数は、これまでの2倍の約60万冊を収蔵できる設計となるそうです。

多摩中央公園

所在地:東京都多摩市落合2-35

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